giraphantのブログ

全ては豊かな人生を送るために

【産院比較】愛育病院 vs 済生会中央病院 その②

はじめに

【産院比較】愛育病院 vs 済生会中央病院 その① - giraphantのブログの続編。

 

上記を読まれていない方のために少しだけ補足。

これは、2018年に港区の愛育病院(田町駅近く)で第一子を、2020年にセミオープンシステムを使い、済生会中央病院(赤羽橋駅近く)で第二子を出産した際の比較記事。

 

今回は入院してからのことをお伝えしたい。

 

 

なお、愛育病院は2018年、済生会中央病院は2020年の情報であるため、現在は異なっている情報もあると思う。(2020年に愛育病院で出産したママの情報によると、愛育病院の対応も変わってきている様子。)
また、私自身の主観で書いていることを、初めに断らせていただきたい。

 

 

 お産セット・アメニティの比較

中央病院は手ぶら入院できると謳っており、お産セット・アメニティがかなり充実している。特に寝巻とバスタオル・フェイスタオルの毎日支給がありがたすぎる。
そのため入院準備が楽で、荷物も少なくて済む。

 

愛育病院の場合

用意されていたのは以下。

  • 産褥ショーツ 2枚
  • ナプキン
  • 洗浄
  • 紙おむつ 36枚
  • おしりふき1パック(私は1パックでは足りず、売店で買い足した)
  • 入院中の赤ちゃんの服
  • へその緒消毒セット
  • ベビーキャップ
  • ドライヤー
  • 授乳クッション

中央病院の場合

用意されていたのは以下。

  • 病衣(寝巻)(毎日支給)
  • バスタオル/フェイスタオル(毎日支給)
  • スリッパ
  • 産褥ショーツ 2枚
  • ナプキン
  • 母乳パット
  • シャンプー / リンス / ボディーソープ
  • 体を洗うタオル
  • 歯ブラシセット
  • コップ
  • ガーゼハンカチ 3枚
  • オムツ 48枚
  • おしりふき 2パック
  • 入院中の赤ちゃんの服
  • ベビーキャップ
  • ドライヤー
  • 授乳クッション
  • へその緒箱
  • ブランケット(プレゼント)

済生会中央病院のアメニティ

歯ブラシセット、コップ、体を洗うタオル、石鹸類

 

済生会中央病院のへその緒箱

へその緒のプレゼント


食事の比較

普段の食事は愛育病院の方が充実している。

中央病院は普段の食事は少し寂しいこともあったが、お祝い御膳が豪華。

 

愛育病院の場合

食欲がそそられる献立&ボリュームだった。

愛育病院の食事

ある日の愛育病院の食事(左上:朝食、右上:昼食、下:夕食)

中央病院の場合

病院食といった感じで、なんとなく寂しい。

毎日朝食には食パン+牛乳が出るが、私はごはん食+ヨーグルトに変更して頂いた。

中央病院の食事

ある日の中央病院の食事(左上:朝食、右上:昼食、下:夕食)

 

でもお祝い御膳は豪華で美味くとても幸せだった。

 

中央病院のお祝い御膳

中央病院のお祝い御膳(日本食

 

入院中の過ごし方の比較

愛育病院はスパルタで、母子同室を徹底。

中央病院はアットホームで、すぐに救いの手を差し伸べてくれる。

 

愛育病院の場合

オムツの変え方、おへその消毒の仕方、母乳のあげ方、お風呂の入れ方などはきちんとレクチャーしてくれる。だが、全体的にスパルタだった。

 

愛育病院は患者の数が多いため、患者に対して助産師さんの数が少ない。そのため、母子同室辛いなぁ、、と思っても「預かろうか?」といった声を掛けてもらえることはまずない。

もしかしたら預かってほしいと言ったら預かってくれるのかもしれないが、多くの人が母子同室で頑張っている中、「この子を育てなきゃ!」という責任感でいっぱいの私には、「預かってください」という勇気はなかった。

 

また、通院中に「なるべく母乳で育てたい」といったからかもしれないが、なかなかミルクをもらえないことが非常に辛かった。ミルクは助産師さんからしかもらうことができなかったのだ。母乳で育てたくても、初めのうちは母乳は思うように出ない。しかし1人目だとそういうことも分からないし、「満足に母乳が出ないなんて、なんて情けないんだ」とシャワーを浴びながら何度も涙が出てきたのを覚えている。
そしてそんな状況でもなかなかミルクがもらえないし、母乳が出るようなマッサージなども、特に指導がなかった。

夜、赤ちゃんが泣くので母乳をあげたり抱っこしたりするが、それでも泣き止まない。泣き続けるとしゃっくりのような症状がでて、それにびっくりして更に泣く。どうしようもなくなって助産師さんに相談しに行くと、「こういうことは良くありますよ」と言われて帰されたりした。

 

入院中は孤独に戦っていたような感覚であり、正直、愛育病院助産師さんの名前や顔は、1人も思い出せない状況である。

 

※ただし、2020年に愛育病院で出産したままによると、今は少し状況が変わっている様子。

中央病院の場合

第二子だったので、オムツの変え方、母乳のあげ方のレクチャーはスキップだった。しかし第一子出産の人は、いろいろと教えてもらっていた。

お風呂の入れ方は忘れてしまったので、希望してレクチャーしてもらった。
愛育病院に比べ、中堅・ベテランの助産師さんが多く、なんでも相談しやすい雰囲気で、非常にアットホームだった。

 

入院して驚いたのは、患者の数が少ないこと。私が入院している間は4人ほどしか入院していなかった。そのため、患者に対しての助産師の数が多く、困るとすぐに助けてくれた。

例えば、夜中に赤ちゃんが泣いたので授乳室に向かうと、「おっぱいですか?おっぱいあげたら預かりましょうか?お母さんも、ゆっくり休んだ方がいいよ。どうせ退院したら寝れなくなるんだから。」とすぐに救いの手を差し伸べてくれる。一応母子同室だったのだが、ほとんど毎晩預かってもらった。これがとてもありがたかった。

 

またミルクは「ここにおいておくので、使ってくださいねー」と言われ、冷蔵庫の中から名前の書いてあるミルクを自由に飲ませることができた。初めは母乳が出ない前提でミルクを用意してくれているのは、これまた非常にありがたかった。

 

入院中、色々と相談やお願いを聞いてもらったので、助産師さんの(名前は忘れてしまうかもしれないが)顔はずっと覚えていると思う。

 

因みに、中央病院での出産はコロナの影響で立ち合いも面会もNGであった。入院前は「少し寂しいな」と思っていたが、入院中は面会NGに感謝した。面会がNGとはつまり、ずっとベッドでゆっくりできるということ。しかも何もしなくてもごはんが出てくる。なんて最高なんだ。と。

家に帰ったら上の子の面倒を見たりご飯を作ったりしなくてはならないので、こんなにだらけた生活ができるのは貴重だな、と感謝しながら、時には1階のセブンでハーゲンダッツを買ってきて食後のデザートを楽しみながら幸せに過ごした。

 

結論

通院時の効率を重視する場合は愛育病院、出産から退院の快適度を重視する場合は中央病院がおすすめである。

 

    愛育病院(2018年時点)  中央病院(2020年時点) 
診察設備
価格
健診予約
健診時の雰囲気
待ち時間
お産セット・アメニティ
食事 △(普段) / ◎(お祝い御膳)
入院中の過ごし方